[FT]ウーバーに雇用責任課す判決は適切(社説)
少し前の記事ですが、2016年10月28日のロンドン雇用裁判所の判断を伝えるフィナンシャル・タイムズの記事です。 とても分かりやすいです。
「裁判所は『ロンドンのウーバーが共通の仕組みでつながった3万の小規模事業者の集まりだとする主張は、我々からすると、ややばかげている』と結論付け、雇用責任を逃れようとするウーバーの試みを断固としてはねつけた。また、同社の契約における『でっちあげ』や『巧妙に練られた文言』を非難した。」
「同社は、運転手の働き方を厳しく管理しているにもかかわらず、規制当局に対し、運転手は独立した請負業者であると主張し、法の目をかいくぐっている。これは、技術の進歩に合わせて法律を改正すべきであることを示している。」
「雇用法は、労働者の搾取を防ぎ、雇用主を失業保険や医療保険などの福利厚生に寄与させるためのものだ。技術の進歩により、労働者との距離を保ちつつ、(運転手の)管理体制を維持することでこうした責任から逃れることが可能になれば、労働者の権利は制限され、社会福祉も損なわれるだろう。」
https://www.ft.com/content/a0bb02b2-9d0a-11e6-a6e4-8b8e77dd083a
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO08978810R31C16A0000000/